JR東日本の中央本線がすぐ脇を走っている奇妙なロケーション。身延線はJR東海。
他線が平行して、その平行路線に駅がないという例は千歳線平和駅、東海道本線来宮駅と尾頭橋駅、飯田線船町〜小坂井駅、唐津線本牟田部駅に見られるが、当駅と来宮駅に関しては平行通過路線がJR他社となっている。来宮についてはそれぞれの線路が平行はしているものの、少し離れているが、当駅の場合はまったく並行しているので同じ会社の路線のように見える。といっても元々は旧国鉄として、管理主体としての鉄道管理局は別とはいえ、一つの企業体であったのだが…。
で、こういう線路に踏切があった場合、どちらの会社が管理するのかという素朴な疑問がわいてくる。結論は片側がJR東海が、もう片側はJR東日本が管理している。同じ踏切でありながら両方で踏み切り遮断機の形状が異なっているのが興味深い。管理が違えば異常時に通報をする連絡先も異なっている。本当に事故が発生したとき、どちらの指令所へ先に電話をすべきか迷うところだが、私ならいずれにも通報をせずに110番に連絡すべきと考える。…とオチがついたところで、お後がよろしいようで。
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